【時代劇俳優一覧】昭和の名優から令和の注目俳優まで|代表作・役柄で見る俳優名鑑

「時代劇に出ていたあの俳優は、ほかにどんな作品で見られるのだろう」。俳優の名前と役柄を結び付けると、次に見たい作品も探しやすくなります。

この記事では、松平健さん、高橋英樹さん、里見浩太朗さんなどの名優から、令和の大河ドラマや映画に出演する俳優まで、代表的な出演作と役柄を一覧にしました。主役に加え、脇役や斬られ役として作品を支える俳優も紹介します。

昭和・平成・令和の区分は、作品を探すための入口です。俳優の活動を一つの時代に限定するものではなく、昭和の名優の欄にも、その後の出演作を併記しています。

まず名前を知りたい方は年代別の一覧へ、演じた人物が気になる方は役柄別へ、好きな番組から探したい方は作品別の一覧へお進みください。

時代劇俳優とは?作品を支える役柄と魅力

時代劇俳優という言葉には、時代劇で繰り返し親しまれてきた俳優から、大河ドラマや映画を通じて新しい役に挑む俳優まで、さまざまな姿が含まれます。

その見どころは、刀を振るう殺陣だけではありません。座り方や歩き方などの所作、言葉の間の取り方、相手との距離の取り方にも、役の立場や暮らしが表れます。

将軍や武家、奉行や同心、医師や商人、長屋で暮らす町人。俳優が異なる役柄を演じ分けることで、時代劇の世界が身近になります。次の一覧では「どんな役を演じたか」と「どこに注目すると楽しめるか」を一緒に見ていきましょう。

昭和を代表する時代劇俳優

昭和の映画やテレビ時代劇で親しまれた作品を入口に、長く時代劇を支えてきた俳優を紹介します。シリーズ名が同じでも、主演の俳優や制作された版によって配役は異なります。

俳優代表出演作・役柄と見るポイント
松平健『暴れん坊将軍』:徳川吉宗・徳田新之助
見るポイント:将軍と町で暮らす姿の切り替わり、立ち回りに注目
高橋英樹『桃太郎侍』(日本テレビ版):桃太郎、松平新之助(一人二役)
見るポイント:浪人としての振る舞いと、刀を構える場面を見比べる
里見浩太朗『水戸黄門』:佐々木助三郎/第31部などの水戸光圀
見るポイント:同じシリーズで異なる役を担った歩みから探せる
北大路欣也『子連れ狼』(2002年のテレビ版):拝一刀/『三屋清左衛門残日録』:三屋清左衛門
見るポイント:父子の旅と隠居後の暮らし、異なる武家の姿を楽しむ
仲代達矢『切腹』:津雲半四郎/『帰郷』:宇之吉
見るポイント:浪人と老いた渡世人、それぞれの人物の選択をたどる
萬屋錦之介『柳生一族の陰謀』(1978年の映画版):柳生但馬守宗矩
見るポイント:剣と権力の関係、家族と立場の間で揺れる人物を見つめる
三船敏郎『七人の侍』:菊千代
見るポイント:身振りや動き、ほかの侍との関わりに注目
杉良太郎『遠山の金さん』:遠山金四郎/『新五捕物帳』:駒形の新五
見るポイント:奉行を中心とする作品と岡っ引きの捕り物を見比べる
二代目中村吉右衛門『鬼平犯科帳』:長谷川平蔵
見るポイント:火付盗賊改方の長官としての姿と人への向き合い方を見る
藤田まこと必殺シリーズ:中村主水/『剣客商売』:秋山小兵衛
見るポイント:同心と老剣客、異なる日常と剣の場面を楽しむ

一人の俳優を入口にしても、痛快な捕り物、武家の葛藤、人情の物語など、作品の趣はさまざまです。気になる役柄から見比べると、新しい一面に出会えます。

平成以降の時代劇で存在感を見せた俳優

平成以降のテレビ時代劇、映画、大河ドラマ、BS時代劇から探す一覧です。現代劇で知った俳優の時代劇出演作を探す入口にもなります。

俳優代表出演作・役柄と見るポイント
堺雅人『真田丸』:真田信繁
見るポイント:武将の生涯を家族や周囲の人物との関係からたどる
内野聖陽『真田丸』:徳川家康
見るポイント:主人公の相手となる武将の判断や交渉に注目
佐藤浩市『新選組!』:芹沢鴨/『鎌倉殿の13人』:上総広常
見るポイント:組織の中で立場を持つ人物の振る舞いを見比べる
役所広司『十三人の刺客』(2010年の映画版):島田新左衛門
見るポイント:仲間を率いる人物の決断と集団での立ち回りを見る
阿部寛『どうする家康』:武田信玄
見るポイント:武将同士の駆け引きと、家康から見た存在をたどる
船越英一郎『赤ひげ』(NHK版):新出去定
見るポイント:医師と患者のやり取りから人情時代劇へ入れる
草刈正雄『真田丸』:真田昌幸
見るポイント:父と息子、家と領地をめぐる判断に注目
吉沢亮『青天を衝け』:渋沢栄一
見るポイント:幕末から近代へ、人物の成長と時代の変化を追う
小栗旬『鎌倉殿の13人』:北条義時
見るポイント:家族の一員から政治を担う人物への変化をたどる
菅田将暉『鎌倉殿の13人』:源義経
見るポイント:戦場での姿と、兄や周囲との関係に注目

令和の時代劇・大河・映画で注目される俳優

令和の作品から俳優を探したい方には、次の出演作が入口になります。ここには若手の俳優だけでなく、定番シリーズを新たに担う俳優も含めています。

俳優代表出演作・役柄と見るポイント
仲野太賀『豊臣兄弟!』:小一郎(豊臣秀長)
見るポイント:主人公と兄弟の関係から大河ドラマへ
松本幸四郎『鬼平犯科帳』(松本幸四郎主演の新シリーズ):長谷川平蔵
見るポイント:長谷川平蔵を中心とする新たなシリーズへ
市川染五郎『鬼平犯科帳』(松本幸四郎主演の新シリーズ):長谷川銕三郎
見るポイント:若き日の長谷川平蔵を演じる役から
岩本照『真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA』:猿飛佐助
見るポイント:忍者アクションを入口に。2026年10月23日放送開始予定
新田真剣佑『るろうに剣心 最終章 The Final』:雪代縁/『ブレイブ ‐群青戦記‐』:西野蒼
見るポイント:映画の剣戟や戦国時代を舞台にしたアクションから
小芝風花『あきない世傳 金と銀』:幸
見るポイント:商いと暮らしを描く時代劇から

岩本照さんの出演作は、2026年9月29日時点の公式発表に基づく放送予定です。放送前の作品については、発表された配役を入口に紹介しています。

新田真剣佑さんの出演する『ブレイブ ‐群青戦記‐』の作品ガイドでは、戦国時代を舞台にした作品の特徴を紹介しています。

時代劇を支えた名脇役・斬られ役俳優

時代劇は主役だけでは成り立ちません。対立する人物、町で暮らす人、立ち回りで斬られる人、物語をつなぐ語りまで、それぞれの働きによって世界が広がります。

俳優代表出演作・役柄と見るポイント
福本清三多くの時代劇で斬られ役として活躍/『太秦ライムライト』:香美山清一
見るポイント:主役の動きに応える体の使い方と、斬られ役の仕事へ
中村敦夫『木枯し紋次郎』:紋次郎/『帰郷』にも出演
見るポイント:渡世人を演じる主演作と、共演作の双方から探せる
橋爪功『子連れ狼 その小さき手に』(1993年の映画版):柳生備前/『剣客商売スペシャル 女用心棒』:ナレーター
見るポイント:対立する役柄に加え、語りが生む作品の調子にも注目
生瀬勝久『必殺仕事人2016』:増村倫太郎
見るポイント:奉行所の与力と同心のやり取りを見る
佐藤二朗『鎌倉殿の13人』:比企能員/『帰郷』にも出演
見るポイント:主人公の周囲にある利害や人間関係をたどる

中村敦夫さんは主演作でも知られる俳優です。この欄は俳優を一つの役割に固定するものではなく、主役の周囲や作品を支える仕事にも目を向けるための一覧です。『太秦ライムライト』は、現代の太秦を舞台に時代劇俳優の仕事を描く映画です。

福本清三さんについては、福本清三さんの俳優名鑑で、斬られ役としての仕事や出演作を紹介しています。

役柄別に見る時代劇俳優

役柄から探すと、作品名を思い出せなくても俳優を見つけやすくなります。以下は、実際に演じた役をもとにした例です。

将軍・殿様役から探す

将軍役なら、松平健さんの徳川吉宗(『暴れん坊将軍』)や、内野聖陽さんの徳川家康(『真田丸』)。戦国大名の役なら、阿部寛さんの武田信玄(『どうする家康』)が入口になります。公の場での振る舞いと、家族や家臣と向き合う場面を見比べてみましょう。

侍・剣客役から探す

三船敏郎さんの菊千代(『七人の侍』)、萬屋錦之介さんの柳生但馬守宗矩(『柳生一族の陰謀』)、藤田まことさんの秋山小兵衛(『剣客商売』)など。刀の場面だけでなく、剣を抜くまでの間や相手との距離にも注目すると、役の違いが見えてきます。

奉行・同心・捕り物役から探す

杉良太郎さんの遠山金四郎(『遠山の金さん』)や駒形の新五(『新五捕物帳』)、藤田まことさんの中村主水(必殺シリーズ)など、捕り物を担う人物にもさまざまな立場があります。二代目中村吉右衛門さん、松本幸四郎さんの長谷川平蔵(各版の『鬼平犯科帳』)は、火付盗賊改方の長官です。人物の仕事から探すと、役柄の違いが見えてきます。

捕り物で耳にする言葉は、奉行・与力・同心・岡っ引きの役職を紹介する記事で整理しています。

町人・商人役から探す

商いの物語を入口にするなら、小芝風花さんの幸(『あきない世傳 金と銀』)。店での働き方、人とのやり取り、商いに向ける工夫に目を向けると、武家を中心とした作品とは違う時代劇の楽しみ方が見つかります。『あきない世傳 金と銀』の作品ガイドから、作品の背景や登場人物をたどれます。

医師・人情時代劇の役から探す

船越英一郎さんの新出去定(NHK版『赤ひげ』)は、医師の役から人情時代劇へ進む入口です。患者や若い医師との対話に目を向けると、刀の立ち回りとは異なる場面に引き込まれます。シリーズの違いは、NHK版『赤ひげ』の作品ガイドで紹介しています。

悪役・黒幕役から探す

対立する側の人物を探すなら、橋爪功さんの柳生備前(1993年の映画『子連れ狼 その小さき手に』)や、新田真剣佑さんの雪代縁(『るろうに剣心 最終章 The Final』)。主人公と対立する役が、物語の緊張や葛藤を生み出します。人物の目的や立場に注目すると、善悪の分かれ方だけでは捉えきれない役の面白さも見えてきます。

作品の悪役に関心を持った方には、内田勝正さんの俳優名鑑も入口になります。

作品別に見る代表的な時代劇俳優

好きな作品から俳優を探したい方は、こちらの一覧をご覧ください。同じ題名の作品でも、テレビ版・映画版、主演の異なる版を区別しています。

作品この一覧で紹介した主な俳優・役柄サイト内の関連記事
暴れん坊将軍松平健:徳川吉宗・徳田新之助今後追加予定の関連記事
水戸黄門里見浩太朗:佐々木助三郎/水戸光圀今後追加予定の関連記事
大岡越前(NHK版)東山紀之/高橋克典:各主演期の大岡忠相NHK版の作品ガイド
鬼平犯科帳二代目中村吉右衛門/松本幸四郎:長谷川平蔵、市川染五郎:長谷川銕三郎二代目中村吉右衛門版のガイド/松本幸四郎・市川染五郎版のガイド
必殺シリーズ藤田まこと:中村主水、生瀬勝久:『必殺仕事人2016』の増村倫太郎シリーズ総覧:今後追加予定の関連記事。別作品の『必殺仕事人2020』の告知記事(2020年)
赤ひげ(NHK版)船越英一郎:新出去定NHK版『赤ひげ』の作品ガイド
真田丸堺雅人:真田信繁、内野聖陽:徳川家康、草刈正雄:真田昌幸『真田丸』の作品ガイド
豊臣兄弟!仲野太賀:小一郎(豊臣秀長)『豊臣兄弟!』の作品ガイド
あきない世傳 金と銀小芝風花:幸『あきない世傳 金と銀』の作品ガイド
真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA岩本照:猿飛佐助2026年のテレビドラマの作品ガイド
帰郷仲代達矢:宇之吉。中村敦夫・橋爪功・佐藤二朗も出演『帰郷 THE RETURN』の作品ガイド

『大岡越前』は、ここではNHK版の作品ガイドをご案内しています。『赤ひげ』もNHKのドラマ版です。また、『真田十勇士』のリンク先は2026年のテレビドラマで、同名の映画や舞台とは区別しています。

作品が気に入ったら、原作や関連本を知ることも楽しみの一つ。まずは各作品ガイドで作品の背景や役柄を確認し、関心のあるテーマを広げてみてください。

ええじゃないか内の時代劇俳優名鑑

ええじゃないかでは、次の個別記事から俳優の仕事や出演作をたどれます。

俳優個別記事で知ること
福本清三斬られ役の仕事と出演作を知る入口
内田勝正時代劇での歩みや役柄を知る入口

まとめ:時代劇俳優を知ると作品がもっと面白くなる

俳優の名前を知ると、次に見る作品を探しやすくなります。同じ俳優が将軍、浪人、医師など異なる役を演じる姿を見比べるのも、時代劇の楽しみ方の一つです。

主役の殺陣に加え、脇役の台詞、斬られ役の動き、町人の所作にも目を向けると、作品の世界がさらに広がります。気になった俳優や役柄から作品ガイドへ進み、その人物が生きる時代や暮らしにも触れてみてください。