【逆賊の幕臣】小栗忠順と勝海舟、幕府の未来をめぐる二人の道

2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』は、松坂桃李さん演じる小栗忠順を主人公に、幕臣の側から幕末を描く物語です。大沢たかおさんが演じる勝海舟は、小栗の同志でありライバル。同じ時代を生きながら、二人はどんな未来を目指したのでしょうか。ここでは、NHKの発表をもとに物語の前提と、家族・仲間・幕府・朝廷の人物関係を紹介します。初回は2027年1月10日放送開始予定。本放送とNHK ONEでの視聴予定も紹介します。

『逆賊の幕臣』とは|小栗忠順を主人公にした大河ドラマ

『逆賊の幕臣』は、NHKの大河ドラマ第66作です。主人公の小栗忠順は、旗本として幕府に仕え、遣米使節や勘定奉行を務めた人物。NHKの作品紹介では、財政・外交・軍事の課題に向き合い、幕府の改革を進めようとする姿が物語の軸になっています。

NHKのドラマ紹介では、小栗は明治新政府に「逆賊」とされ、歴史の闇に葬られた人物とされています。

小栗は1827年生まれで、放送される2027年は生誕200年に当たります。幕府の内側で新しい仕組みを作ろうとする小栗の歩みを、家族や仲間との関係とあわせて描きます。

対する勝海舟も、同じく幕府に仕えた人物です。同じ時代の課題を前にしながら、異なる道を選ぶ二人の関係が描かれます。

脚本は安達奈緒子さん|幕臣側から見る物語

作は安達奈緒子さん。小栗忠順と勝海舟を軸に、幕臣側から幕末を描く物語です。

あらすじ|海の向こうを見た小栗と勝

万延元年(1860年)、小栗忠順は遣米使節として米艦ポーハタン号に乗り、勝海舟は随行する咸臨丸に乗ります。海を渡る二人の歩みが、国外へ目を向ける幕臣たちの姿につながります。

帰国後の小栗が向き合うのは、財政、外交、軍事をめぐる課題です。フランスの協力も得ながら、幕府の改革を進めようとします。一方の勝は、幕府の枠を越えて個人の力を生かす方向を考える人物として紹介されています。

仕組みを整えようとする小栗と、その枠を越えようとする勝。同志でありライバルでもある二人が、同じ時代の変化をどう受け止めるのかが、発表情報から分かる対照です。家族や仲間、江戸城と朝廷の人々も、それぞれの立場から二人の歩みに関わります。

作品情報

項目内容
作品名逆賊の幕臣
媒体NHK大河ドラマ第66作
放送開始予定2027年1月10日(日)
主人公・主演小栗忠順/松坂桃李
勝海舟役大沢たかお
作安達奈緒子
制作統括勝田夏子・深川貴志
演出西村武五郎・末永創・川上剛・田中諭ほか
時代幕末
配信予定NHK ONEで同時・見逃し配信

キャストと登場人物|関係ごとに見る人物一覧

2026年10月4日までの出演者発表から、主な28役を関係ごとに整理しました。役柄はNHKによるドラマの紹介に沿っています。

物語の中心になる小栗忠順と勝海舟

主人公と、その同志でありライバルになる人物です。小栗はポーハタン号、勝は咸臨丸で海を渡り、帰国後はそれぞれの方法で時代の課題に向き合います。

役名出演者役柄・関係
小栗忠順松坂桃李旗本。遣米使節・勘定奉行を務め、幕府の改革に取り組む
勝海舟大沢たかお小栗の同志でありライバル。咸臨丸の太平洋横断や江戸無血開城に関わる

小栗家・勝家と、家を支える人々

父母や妻、養子といった家族に加え、従者や家老格の人物も発表されています。小栗家の養子となる忠道は、幼なじみの駒井朝温の次男。妻みちの父・建部政醇も登場します。

役名出演者役柄・関係
小栗忠高北村有起哉忠順の父。小栗家の婿養子
くに鈴木京香忠順の母。小栗家の家付き娘
みち上白石萌音忠順の妻、建部政醇の娘。道具や記録に関心を持つ
たみ瀧内公美勝海舟の妻
小栗忠道(悌次郎)齋藤潤小栗家の養子。駒井朝温の次男
建部政醇飯尾和樹みちの父。播磨国林田藩の8代藩主
荒川祐蔵草川拓弥常陸国出身の小栗の従者。遣米使節に随行
武笠祐左衛門ANI小栗家の家老格。留守宅を守る
佐藤藤七甲本雅裕上州権田村の名主。遣米使節に随行

恩師・幼なじみ・民間から支える仲間

小栗の周囲には、学問の師、幼なじみの旗本、奉公人から商人となる人物がいます。栗本鋤雲は医師から幕政や対仏外交へ、三野村利左衛門は民間から財政政策へ関わる人物として紹介されています。武家のなかだけで完結しないつながりに注目できます。

役名出演者役柄・関係
安積艮斎中村雅俊忠順の恩師。儒学者
栗本鋤雲青木崇高幼なじみ。医師から幕政・対仏外交へ関わる
駒井朝温高橋光臣幼なじみの旗本。次男・忠道を小栗家の養子へ送り出す
滝川具挙宮野真守幼なじみの旗本。外国奉行・京都町奉行などを歴任
朝比奈昌広芝大輔旗本仲間。長崎奉行・外国奉行・勘定奉行などを歴任
三野村利左衛門荒川良々小栗家の奉公人から商人へ。三井組の大番頭となり財政政策を支える

将軍・大老・老中など、幕府の人々

徳川家慶、家定、家茂の三人の将軍に加え、小栗を遣米使節に選ぶ井伊直弼や老中の阿部正弘が登場します。鳥居耀蔵は南町奉行で、小栗の恩師である安積艮斎ら開明派を警戒する役柄。小栗を登用する人物と、その恩師を警戒する人物が、幕府側に登場します。

役名出演者役柄・関係
井伊直弼岡部たかし大老。小栗を遣米使節に抜擢
徳川家慶宅麻伸江戸幕府12代将軍
徳川家定ふかわりょう江戸幕府13代将軍
徳川家茂神尾楓珠江戸幕府14代将軍
阿部正弘岩田剛典老中。備後福山藩主
鳥居耀蔵北村一輝南町奉行。安積艮斎ら開明派を警戒
徳川斉昭柄本明9代水戸藩主。徳川慶喜の父

天皇・公家など、朝廷の人々

朝廷からは、孝明天皇、明治天皇、岩倉具視、鷹司政通が発表されています。幕府の開国路線への姿勢や朝廷の外交への関与が、役紹介のなかで示されています。

役名出演者役柄・関係
孝明天皇眞栄田郷敦幕府の開国路線に反対する天皇
明治天皇奥野壮孝明天皇の第二皇子。父の死後に即位
岩倉具視山中崇外交への朝廷の関与を求める公家
鷹司政通長塚京三准摂政・関白・太閤を務め、孝明天皇を導く

発表情報から見る注目点

同じ幕臣である二人が、未来をどう考えるか

松坂桃李さんの小栗忠順と、大沢たかおさんの勝海舟は、同志でありライバルという関係です。二人が何を課題と捉え、どんな方法を選ぶのかが注目点です。

発表されている対照は、幕府を改革して仕組みを作る小栗と、幕府の枠を越えて個人の力を生かそうとする勝です。将来を考えていても、残そうとするものや変えようとするものにどんな違いがあるのか。二人の言葉や行動に注目したいところです。

外交と改革を、人のつながりから見る

外交や財政政策を支えるのは、小栗の身近にいる人々でもあります。青木崇高さんの栗本鋤雲は、小栗の幼なじみであり対仏外交にも関わる人物。荒川良々さんの三野村利左衛門は、小栗家の奉公人から商人となり、民間から財政政策を支えます。

医師や旗本、商人という異なる立場の人々が、小栗の改革にどう関わるのかにも注目できます。

家族の関係を、政治の物語とあわせて追う

上白石萌音さんが演じるみちは、小栗の妻で、道具や記録に関心を持つ人物として紹介されています。瀧内公美さんが演じるたみは勝の妻。政治や外交に関わる二人を、家族との関係からも見ることができます。

忠道を小栗家の養子へ送り出す駒井朝温、留守宅を守る武笠祐左衛門など、家を支える人々も役柄に含まれています。大きな歴史の動きと、家のなかのつながりがどのように描かれるかは、発表情報から注目できる点です。

放送開始と視聴の予定

初回は2027年1月10日放送開始予定

本放送は2027年1月10日(日)に始まる予定です。放送の案内はNHKの出演者発表・放送開始案内で確認できます。

NHK ONEで同時・見逃し配信予定

NHK ONEでも、同時配信と見逃し配信が予定されています。本放送と同時に視聴したいときや、見逃した回を見るときの選択肢になります。利用条件や視聴期間などは、放送に向けたNHKの案内をご確認ください。

放送・配信の予定は2026年10月4日時点の発表に基づきます。

町方の仕事を知る、別の視点から幕末を見る

鳥居耀蔵の役柄から、町の仕事へ

鳥居耀蔵の役柄にある南町奉行が気になったら、江戸の町と暮らしを支えた仕事・施設で、町方の同心や町の施設、長屋の暮らしを紹介しています。

医師の視点や、俳優・役柄から次の作品へ

政治や外交とは異なる視点で幕末を描く作品に、映画『幕末ヒポクラテスたち』もあります。幕末の京都の村で、蘭方医と漢方医を描く別の作品です。医療に関わる人々の視点から、当時の暮らしを描きます。

出演者や役柄をきっかけにほかの時代劇を探すなら、時代劇俳優一覧もどうぞ。

まとめ|二人の道と、周囲の人々

『逆賊の幕臣』は、小栗忠順と勝海舟の関係を軸に、幕臣側から幕末を描く大河ドラマです。家族、幼なじみ、幕府、朝廷の人々も関わりながら、改革を目指す二人の歩みが描かれます。

放送開始は2027年1月10日予定。NHK ONEでは同時・見逃し配信も予定されています。二人が何を変えようとするのか、誰がその歩みに関わるのかに注目してみてください。

確認先

物語と小栗忠順はNHKの制作・主演発表、勝海舟は出演者発表第2弾を参照しています。人物の各表は、NHKの第3弾、第4弾、第5弾、第6弾、第7弾の役紹介に基づきます。情報確認日:2026年10月4日。