【新 陽だまりの樹】上川隆也さんの万二郎と、中村梅雀さんの良庵
幕末を生きる武士と蘭方医。手塚治虫さんの漫画『陽だまりの樹』を原作にした舞台『新 陽だまりの樹』では、上川隆也さんが武士の伊武谷万二郎、中村梅雀さんが医師の手塚良庵を演じました。
2020年春に予定されていた公演はすべて中止となりましたが、その後、無観客で舞台を収録。映像は2020年8月22日にCSの日テレプラスで初放送されました。この記事では、二人の人物像と舞台の歩み、上川さんが別の役で臨んだ2012年版とのつながりを紹介します。

陽だまりの樹製作委員会
舞台『新 陽だまりの樹』とは
原作は、幕末の日本を背景に、武士の万二郎と蘭方医の良庵がそれぞれの道を歩む姿を描いた手塚治虫さんの長編漫画です。立場も気質も異なる二人が出会い、時代の変化の中で関わり合っていきます。
2020年の舞台では、中島かずきさんが脚本を手がけ、宮田慶子さんが演出を担当しました。原作を知っている人にとっては、漫画の登場人物や人間関係が舞台でどう表現されるかも見どころです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品 | 舞台『新 陽だまりの樹』 |
| 原作 | 手塚治虫『陽だまりの樹』より |
| 脚本 | 中島かずき |
| 演出 | 宮田慶子 |
| 主な出演 | 上川隆也、中村梅雀、葛山信吾、緒月遠麻、山田菜々、風間杜夫 |
| 収録 | 2020年、東京建物 Brillia HALLで無観客収録 |
武士の万二郎と蘭方医の良庵
上川隆也さんが演じる伊武谷万二郎は、正義感が強く、剣の腕に秀でた武士。中村梅雀さんが演じる手塚良庵は、西洋医学を学ぶ蘭方医です。同じ幕末に生きながら、二人が社会を見る立場や、選び取る道は異なります。
ほかにも、万二郎に思いを寄せるお品を緒月遠麻さん、おせきを山田菜々さん、勝麟太郎を風間杜夫さんが演じます。丑久保陶兵衛役の葛山信吾さんも出演し、それぞれの人物が幕末の物語を彩ります。
| 役 | 出演 |
|---|---|
| 伊武谷万二郎 | 上川隆也 |
| 手塚良庵 | 中村梅雀 |
| 丑久保陶兵衛 | 葛山信吾 |
| お品 | 緒月遠麻 |
| おせき | 山田菜々 |
| 勝麟太郎 | 風間杜夫 |
上川隆也さんは2012年版で良庵を演じた
上川隆也さんは、2012年に上演された舞台『陽だまりの樹』では手塚良庵役を担当しました。そのとき万二郎を演じたのは吉川晃司さんです。2020年の『新 陽だまりの樹』では、上川さんが以前とは反対側の主人公、万二郎を演じています。
2020年の上演前のインタビューで上川さんは、新しい脚本と演出によって作品がどのように立ち上がるかを楽しみにしていると話していました。両方の人物を演じた俳優さんの視点をたどると、万二郎と良庵の違いにも目が向きます。
公演の中止から無観客収録へ
この舞台は2020年春、東京・福岡・熊本・大阪・愛知での公演が予定されていました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、予定されていた全公演が中止になりました。
その後、東京建物 Brillia HALLで無観客収録が行われ、映像は2020年8月22日にCSの日テレプラスで初放送されました。公演予定の案内を見かけた場合も、観客を入れた公演は実施されなかったことに注意してください。
放送時の情報は日テレプラス(CS日本)の発表で確認できます。再放送や映像の現在の取り扱いは変わることがあるため、各サービスの案内をご確認ください。
脚本を読んで舞台に触れる
中島かずきさんの脚本による戯曲本『新 陽だまりの樹』もあります。舞台で演じられる言葉を本でたどりたい方は、書籍の案内をご覧ください。
まとめ
舞台『新 陽だまりの樹』は、上川隆也さんの万二郎と中村梅雀さんの良庵を中心に、幕末を生きる人々を描いた作品です。公演は中止となりましたが、無観客収録によって映像が残されました。2012年版で良庵を演じた上川さんが、異なる役から同じ物語に向き合った点にも注目してみてください。

