劇場公開日:2026年2月27日(金) 全国ロードショー
「あだ討ち」という名の極上ミステリーが幕を開ける
雪の夜、江戸中が「美談」と称えた見事な仇討ち。
しかし1年半後、一人の侍がその真相を問い始める——。
直木賞×山本周五郎賞のW受賞作が、柄本佑×渡辺謙の初共演で映画化。芝居小屋の様式美と本格ミステリーが融合した、極上の江戸エンターテインメントが幕を開ける。
原作は?
原作は永井紗耶子氏による同名小説『木挽町のあだ討ち』(新潮社)。2023年に第169回直木賞・第36回山本周五郎賞をダブル受賞した傑作時代小説で、「このミステリーがすごい!2024年版」「ミステリが読みたい!2024年版」にもランクイン。2025年には歌舞伎として舞台化され、市川染五郎の主演で大好評を博した。
作品の概要とあらすじ
| 劇場公開日 | 2026年2月27日(金)全国ロードショー |
|---|---|
| 舞台 | 江戸・木挽町(現在の銀座周辺)の芝居小屋「森田座」界隈 |
| 上映時間 | 120分 |
| レーティング | G(全年齢対象) |
文化七年一月十六日、雪の夜。江戸・木挽町の芝居小屋「森田座」のすぐそばで、美濃遠山藩士の若者・伊納菊之助が、父を殺害して逃亡していた男・作兵衛の首を討ち取った。芝居帰りの客たちが立会人となったこの仇討ちは、「木挽町のあだ討ち」として江戸の語り草となる。
それから1年半後。同じ遠山藩で菊之助の縁者を名乗る侍・加瀬総一郎が森田座を訪れる。「腑に落ちぬ点がある」と語る総一郎は、あの夜に関わった人々ひとりひとりから証言を聞き集め始める。積み重なる証言の中で、美談として語られた仇討ちの裏に、誰も知ることのなかった〈もう一つの物語〉が静かに浮かび上がってくる——。
主要キャスト・スタッフの紹介
主要キャスト
| 役名 | キャスト | 役柄 |
|---|---|---|
| 加瀬総一郎 | 柄本佑 | 仇討ちの真相を追う田舎侍。物語の案内役。「刑事コロンボ」型のユーモアと鋭さを持つ主人公。 |
| 篠田金治 | 渡辺謙 | 森田座の立作者(座付き脚本家)。謎の背後に見え隠れする黒幕的存在。柄本佑との初共演が話題。 |
| 伊納菊之助 | 長尾謙杜(なにわ男子) | 父の仇を討った美しい若衆。凛々しい外見の裏に、物語の鍵を握る秘密を抱える。 |
| 作兵衛 | 北村一輝 | 清左衛門を手にかけた博徒の大男。善悪ふたつの顔を持つ、本作最大のミステリーを担う役。 |
| 一八 | 瀬戸康史 | 森田座の内と外をつなぐ華やかな木戸芸者。 |
| 相良与三郎 | 滝藤賢一 | 金治を支える森田座の立師(殺陣師)。 |
| 伊納清左衛門 | 山口馬木也 | 菊之助の父。作兵衛に殺害された仇討ちの発端となる人物。 |
| 芳澤ほたる | 高橋和也 | 女形で衣裳方。 |
| 久蔵 | 正名僕蔵 | 小道具方。 |
| お与根 | イモトアヤコ | 久蔵の妻。時代劇初出演! |
| お三津 | 愛希れいか | めし屋「つるや」の看板娘。 |
| 遠山安房守 | 野村周平 | 遠山藩の新藩主。 |
| 滝川主馬 | 石橋蓮司 | その家老。貫禄の悪漢顔で存在感を放つ。 |
| 伊納たえ | 沢口靖子 | 菊之助の母。夫を失い、息子の仇討ちを見守った女性。 |
スタッフ
監督・脚本:源孝志(「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段」「大停電の夜に」)
原作:永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』(新潮文庫刊)
音楽:阿部海太郎
撮影:朝倉義人
企画協力:新潮社
配給:東映
主題歌(エンディングテーマ):
エンディングテーマは椎名林檎「人生は夢だらけ」(2017年アルバム『逆輸入〜航空局〜』収録)。源孝志監督が長年愛してきた楽曲で、監督自らがエンディングに強く望んだ。ミュージカル調の華やかさとジャズの洗練が、芝居小屋に生きた人々の誇りと反骨を鮮やかに彩る。
ここが面白い!3つの注目ポイント
🎭 ① 「森田座アベンジャーズ」の痛快なチームプレイ
5人の証言者の視点から一つの事件を解き明かしていく重層的な構成は、まるでパズルを解く快感。木戸芸者・立師・衣裳方・小道具方・脚本家——それぞれがプロフェッショナルとして仇討ちの「舞台裏」を担っていたことが明らかになるにつれ、感動は最高潮に達する。源監督が「森田座アベンジャーズ」と呼ぶほど濃いキャラクターたちが集結した集団劇は、ここ最近の時代劇映画でも随一の見応え。
🔍 ② 「刑事コロンボ」型の江戸ミステリー
主人公の総一郎は、鋭い観察眼を持ちながらも飄々と人の懐に入り込む、まるで「刑事コロンボ」のような田舎侍。柄本佑が「狂言回し」として絶妙なバランスで演じるこのキャラクターのおかげで、重いテーマでありながら終始テンポよく楽しめる。渡辺謙演じる黒幕・金治との丁々発止も見どころ。
💛 ③ 復讐劇の先にある「心温まる真実」
仇討ちという重いテーマでありながら、鑑賞後に残るのは爽快感と深い感動。「秘密」が明かされた瞬間、観客は美談の裏にある人々の愛と誇りを知る。椎名林檎「人生は夢だらけ」が流れるエンディングで、江戸の芝居小屋に生きた人々の矜持が胸に刻まれる。「いやぁ〜面白かったね、気分いい」——源監督が望んだその体験が、ちゃんと待っている作品。
配信・視聴方法
劇場公開:全国の劇場にて公開中(2026年2月27日〜)
配信情報:未定(公開直後のため、配信は2026年後半以降の見込み)
原作:新潮文庫より発売中。映画の余韻を持ちながら読むのもおすすめです。
作品の紹介
原作文庫
主題歌(エンディングテーマ)
椎名林檎「人生は夢だらけ」
DVD/Blu-ray
未定
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※ キャスト・スタッフ情報は公式サイト・映画.com等の情報をもとに作成しています(2026年2月28日現在)。


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